講座設置期間:2024~2030年 (延長あり)
私たちはこれまで、有機合成化学をもとに、環境にやさしいグリーン・サステイナブル・ケミストリー(GSC)の研究を進めてきました。最近では、グリーントランスフォーメーション(GX)やSDGs、カーボンニュートラルといった社会の動きが加速していることを受け、私たちは「グリーン物質変換」という新しい考え方を取り入れました。この考え方のもと、理学・工学・薬学・農学などのさまざまな分野が力を合わせて、環境への負担が少ない化学のしくみや新しい物質の作り方、そしてそのカギとなる新しい触媒の開発に取り組んでいます。こうした研究を通じて、より環境にやさしく、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。
News
- May, 31st, 2025
未来の化学に関するストックホルム宣⾔ / THE STOCKHOLM DECLARATION ON CHEMISTRY FOR THE FUTURE
pdf版
- November, 5th, 2025
November, 5th, 2025 New!
- 「単層カーボンナノチューブを担体とするパラジウム触媒による水中クロスカップリング」の論文が
Org. Lett.に掲載されました。
- October, 21st, 2025
パラジウム触媒によるフェノールの辻・トロストアリル化:アリル化・エポキシ化・アミノリシス反応による連続フローかつ抽出不要なエスモロールの合成」の論文が
Org. Chem. Front.に掲載されました。
- October, 16th, 2025
医薬品を水素で作る: フロー合成による持続可能かつ効率的なアプローチ」の論文が
Chem. Eur. J.に掲載されました。
- September, 16th, 2025
「水中での化学合成を革新! ―カーボンナノチューブが触媒の「優秀なパートナー」となる―」に関する
プレスリリースを行いました。
- September, 9th, 2025
「La(SPh)3: 不活性アルケンによる活性メチレン化合物の光アルキル化における優れた多機能一体型触媒」の論文が Chem. Lett.に掲載されました。
- September, 1st, 2025
「アクア有機合成化学のための、非共有結合により固定化したキラルルイス酸担持単層ナノチューブ触媒」の論文が Chem. Sci.に掲載されました。
- August, 19th, 2025
「有機塩基触媒によるアルコールのホスホニル化反応」の論文が Bull. Chem. Soc. Jpn.に掲載されました。
- April, 30th, 2025
「アミンを水素原子移動触媒として用いた、不活性アルケンによる活性アルキルニトリルの光アルキル化反応」の論文が Org. Lett.に掲載されました。
- April, 25th, 2025
川瀬智也(元D3)と千崎大誠(D2)が、日本化学会第105春季年会において学生講演賞を受賞しました。
- April, 14th, 2025
「トリアリールメチルカチオンを光触媒として用いたラジカル環化付加反応」の論文が Org. Lett.に掲載されました。
- April, 2nd, 2025
「白金触媒を用いた、フタル酸ジメチルの脱水素的カップリングによるsym-BPTTの合成」の論文が Sus. Circ. Nowに掲載されました。
- March, 29th, 2025
「Mg(SPh)2を触媒とした光アルキル化反応における、ルイス酸性の効果についての研究」の論文が Helv. Chim. Actaに掲載されました。
- March, 28th, 2025
齋藤由樹 特任准教授が第105春季年会における「第39回若い世代の特別講演会」の講演証を授与されました。
- March, 25th, 2025
「ランタンβ-ジケトネート触媒によるポリカーボネートの効率的な低温解重合」の論文が Green Chem.に掲載されました。
- March, 10th, 2025
上村剛士(M2)が令和6年度理学系研究科研究奨励賞を受賞しました。
- January, 14th, 2025
「イットリウムトリフラートをルイス酸触媒とする、活性メチンの不活性アルケンを用いた光アルキル化反応」の論文が Adv. Synth. Catal.に掲載されました。
- January, 14th, 2025
「Mg(SPh)2 を触媒とする、活性メチレンの不活性アルケンを用いた効率的光アルキル化反応」の論文が Adv. Synth. Catal.に掲載されました。
- January, 9th, 2025
当研究室と東京化成工業の、オリゴヌクレオチド合成技術の開発と実用化に関する共同研究が化学工業日報に掲載されました。
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- December, 5th, 2024
「Pt-SiO2触媒を用いた、アルコールのH2O2酸化によるカルボン酸の連続フロー合成」の論文が Org. Biomol. Chem.に掲載されました。
- December, 1st, 2024
坪郷哲 特任准教授が本講座に着任しました。
- November, 29th, 2024
「抗アルツハイマー薬、メマンチンの合成を志向した連続フロー反応の開発」の論文が Chem. Eur. J.に掲載されました。
- October, 30th, 2024
「ポリマー担持イミダゾリウム系イオン液体(Im-PSIL)触媒による環状炭酸エステルの連続フロー合成」の論文が Green Chem.に掲載されました。
- September, 25th, 2024
千崎大誠(D1)が、第134回触媒討論会において学生口頭発表賞を受賞しました。
- September, 25th, 2024
「構造指向四級アンモニウム水酸化物レジン: 連続フロー炭素–炭素結合形成反応にて高触媒活性を示す固体塩基触媒」の論文が J. Org. Chem.に掲載されました。
- September, 17th, 2024
「固体酸触媒によるエポキシドの連続フローアミノリシス反応」の論文が Chem. Eur. J.に掲載されました。
- September, 6th, 2024
「ドネペジルの連続フロー合成: 不均一系触媒と水素化による、グリーンサステイナブルな戦略」の研究が複数の新聞・ニュースサイトに掲載されました。
日本経済新聞: 「東大、水素を主な反応試剤に用いる抗アルツハイマー薬の連続合成を実現」
Tii生命科学: 「水素で作る抗アルツハイマー薬~副産物は水のみ。未来の医薬品生産へ~」
TECH+: 「東大、失活後に外部からエネルギーを加えなくても自己修復する触媒を開発」
fabcross for エンジニア: 「反応中に失活しても外部エネルギーなしで自己修復する触媒を開発 東京大学」
- September, 6th, 2024
「水素で作る抗アルツハイマー薬――副産物は水のみ。未来の医薬品生産へ――」に関する プレスリリースを行いました。
- September, 6th, 2024
「ドネペジルの連続フロー合成: 不均一系触媒と水素化による、グリーンサステイナブルな戦略」の論文が Chem. Eur. J.に掲載されました。
- September, 2nd, 2024
「シリカゲル上に固定化したTEMPO触媒によるアルコールの連続フロー空気酸化」の論文が ChemCatChemに掲載されました。
- August, 17th, 2024
「激しく攪拌したLa2O3懸濁液による水中でのマイケル付加反応」の論文が Chem. Commun.に掲載されました。
- August, 6th, 2024
「キラルルイス酸の加水分解抑制のための低分子戦略」の研究が複数の新聞・ニュースサイトに掲載されました。
日本経済新聞: 「東大、自己修復する触媒の開発に成功」
Tii技術情報研究所: 「自己修復する触媒の開発に成功~触媒の長寿命化を実現する革新的技術~」
TECH+: 「東大、失活後に外部からエネルギーを加えなくても自己修復する触媒を開発」
fabcross for エンジニア: 「反応中に失活しても外部エネルギーなしで自己修復する触媒を開発 東京大学」
- August, 6th, 2024
「キラルルイス酸の加水分解抑制のための低分子戦略」に関する プレスリリースを行いました。
- August, 6th, 2024
「キラルルイス酸の加水分解抑制のための低分子戦略」の論文が J. Am. Chem. Soc.に掲載されました。
- June, 26th, 2024
「亜硝酸2-メトキシエチルをNOカチオン源として用いた直截的芳香族ニトロ化」の論文が Org. Lett.に掲載されました。
- June, 25th, 2024
「固定化Cp*Rh(III)触媒を用いた連続フローC–Hアミド化」の論文が Green Chem.に掲載されました。
- June, 24th, 2024
「キニザリンのロイコキニザリンへの選択的水素化と、連続フロー条件下でのフロー-バッチ-セパレーター一体型反応器を用いた直接的変換」の論文が ACS Catal.に掲載されました。
- June, 20th, 2024
「ハフニウム(IV)種を用いた亜リン酸ビス(2,2,2-トリフルオロエチル)の触媒的活性化による亜リン酸ジアルキルの合成」の論文が Adv. Synth. Catal.に掲載されました。
- May, 21st, 2024
「生体内での高選択的反応への新たな道筋――ナノスケール金属有機構造体(MOF)を用いたキラルルイス酸触媒――」の研究が複数の新聞・ニュースサイトに掲載されました。
日本経済新聞: 「東大、生体内での人工的な化学合成に繋がる生体寛容性のルイス酸触媒を開発」
Tii生命科学: 「生体内での高選択的反応への新たな道筋~ナノスケール金属有機構造体(MOF)を用いたキラルルイス酸触媒~」
- May, 21st, 2024
「生体内での高選択的反応への新たな道筋――ナノスケール金属有機構造体(MOF)を用いたキラルルイス酸触媒――」に関する プレスリリースを行いました。
- May, 17th, 2024
「フロー化学と連続生産: これまでよりももっと主流に」に関する論説が Org. Process Res. Dev.に掲載されました。
- May, 6th, 2024
「ナノスケールキラル金属有機構造体(MOF)を用いた水中不斉反応: Lewis酸触媒と生体システムとの架け橋」の論文が Chem. Sci.に掲載されました。
- April, 26th, 2024
「不活性アルケンを用いるカルボニル化合物のラジカル的α-アルキル化反応」の総説が Chem. Asian J.に掲載されました。
- April, 26th, 2024
「担持ポリシラン-Pd触媒を用いる連続フロー還元的N-アルキル化反応」の論文が Org. Lett.に掲載されました。
- April, 25th, 2024
「亜リン酸ジエステルの高効率な触媒的合成法」の研究が日本経済新聞に掲載されました。
日本経済新聞: 「東大、核酸医薬の効率的合成に繋がる亜リン酸ジエステルの新規合成手法を開発」
- April, 25th, 2024
「画期的な技術で核酸医薬の高効率製造へ!――触媒的亜リン酸エステル化反応を開発――」に関する プレスリリースを行いました。
- April, 23rd, 2024
橋床亜伊瑠(D2)が、日本化学会第104春季年会において学生講演賞を受賞しました。
- April, 17th, 2024
「亜リン酸ジエステルの高効率な触媒的合成法」の論文が Chem. Sci.に掲載されました。
- April, 1st, 2024
総括寄付講座「グリーン物質変換」が新設されました。ホームページを開設しました。
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